木を見直そう!
お世話様です。施工図管理のKです。
最近、室内での木材使用率が下っています。
確かにシート材の方が、木肌が均一で見た目もきれいですからね。
でも長年、仕事で木と一緒に育ってきた私としては少し寂しい限りです。
今日は木材の基礎知識を少し知って頂きたいと思います。
木材を扱う上で、出てくる言葉です。
①木材の断面(呼称)
・白太(しらた)
木材の樹皮に近い周辺部。心材に比べて淡色で腐りやすく虫が付きやすい。
白肌・辺材・白材とも言います。
・赤太(あかた)
木材の内部の色が濃い部分。樹種によっては色で判別出来ないものも有ります。
辺材に比べ耐朽性があり、材として利用価値が高いです。赤身・赤肌とも言います。
・髄(ずい)
木材の中心のごく細い軟らかい部分。樹心とも言います。
②木目(もくめ)
木材を製材したときに現れる年輪などの模様。板目・柾目・杢目に大別されます。
・板目(いため)
丸太の中心からずれて挽くと、年輪が平行ではなく山形や筍型の木目が現れ、
これを板目と言います。
・柾目(まさめ)
丸太の中心に向かって挽いたときに現れる年輪が平行な木目を柾目と呼びます。
板目と比べ歩留りが悪くコスト高になりますが、反りや収縮などの狂いが少ないです。
・杢目(もくめ)
木目などの紋様で、特に装飾価値が高い紋様を「杢」と呼んでいます。
ブナ科の虎斑杢やメープル等に現れる鳥眼杢、トチ・シカモア等の縮杢の他、
縞杢、葡萄杢、牡丹杢、鶉杢、如鱗杢などがあります。
【読み方】
虎斑杢(とらふもく)、鳥眼杢(ちょうがんもく)、縮杢(ちぢみもく)縞杢(しまもく)
葡萄杢(ぶどうもく)、牡丹杢(ぼたんもく)、鶉杢(うずらもく)、如鱗杢(じょりんもく)
以上、簡単ではありますが木を扱う上で主に出てくる用語の説明でした。
板目・柾目などは一般的に出てくるので皆さんもご存じですよね。
(普通にホームセンターでありますもんね)
杢目はギターやバイオリンなど趣味の人はご存じですね。
(ギターが趣味の人は、ギブソンレスポールの虎目がいいんだよね~って、お話ししますよね。笑)
最近は和室も減ってきていますので、中々、木に触れ合う機会も少ないと思います。
木には色々な良さもあります。(リラックス効果、殺菌効果、悪臭を消す等、色々あるみたいです。)
これから内装をお考えの方は、木を見直してみてはいかがでしょうか。