木を見直そう!(2)
担当者Kです。
前回は木(無垢材)について書かせて頂きましたが、今回は特殊木材について簡単な知識をと思います。
木材は、そのまま使用する無垢材の他、細かいブロック材を重ねた材料やチップ状にして再成形した材料などが有ります。
今回はそれらの材料の特徴を知って頂きたいと思います。
※呼び名は普段、私達が使用している呼び名にて書かせて頂きますね。
1.積層材
ひき板や小角材を節や割れ等の欠点を取り除き、厚さ・長さ・幅を集成接着した材料です。
(ブロック状の板材です。)
木材特有の欠点を取り除いておりますので、狂い・割れ・反りなどが起こりにくく強度の安定もあります。主にカウンター・階段材等に使用されています。
2.集成材(練付材とも呼ばれています)
上記の積層材(下地用)を心材として表面に単板(突き板)を貼った物が集成材です。
見た目は無垢の材料と同じ質感で、心材自体が積層材になっており木材特有の欠点を取り除いて
おりますので、狂い・割れ・反りなどが起こりにくく強度の安定もあります。
主に和室の造作材に使用しております。
3.LVL
単板積層材と呼ばれる材料ですが(平行合板ともいう)、ロータリーやスライサーなどで切削された
単板の繊維方向を全て平行にして積層接着された材料です。
乾燥単板を使う事で含水率が統一化され、また節等の欠点部分も分散されるので、寸法の精度・安定
性に優れた材料です。
主に構造用下地などで使用されます。
4.MDF
木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した材料です。
木材の持つ欠点を補い、木材を無駄なく活用する素材として住宅建築・家具等の材料として使用
されています。
造作工事では枠材の心材に使用されたりします。
5.パーチィクルボード
木材の小片を接着剤と混合し熱厚成型した木質ボードの一種です。
主に床や壁などの下地、表面に化粧板等を貼って家具にも使用されています。
以上、簡単ではありますが無垢材以外にも木材は形を変えて使用されております。
皆様のお宅にもあると思いますので。ぜひ一度確認してみて下さい。
お疲れ様でした。